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欧州連合(EU)は、イタリアで2年に1度開催される現代美術の祭典、ベネチア・ビエンナーレ国際美術展が、2022年のウクライナ侵攻以来初めてロシアの参加を認めたことを受け、同展に対する200万ユーロ(約3億7000万円)の補助金交付を中止する決定を下した。欧州委員会報道官が21日にその方針を明らかにした。
同報道官は「欧州の納税者が資金を提供する文化行事は、民主主義を擁護し、多様性や表現の自由を促進するべきだ。今日のロシアはいずれの価値観も尊重していない」と説明、今回の決定の根拠を述べた。
ANSA通信によると、2024年にベネチア・ビエンナーレ財団会長に就任した右派ジャーナリストのピエトランジェロ・ブッタフォーコ氏は、同展が認めないのは「予防的に(展覧会から)排除する」ことだけだと主張し、ロシアの参加を擁護する姿勢を示している。
今回の展覧会では、ロシアに加え、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルの参加を巡っても混乱が生じ、5月の開幕前に国際審査員団が辞任する事態となった。
(共同)